のどぐろはなぜ高級魚なのか?
のどぐろは、日本を代表する高級魚のひとつとして知られています。
その希少性や美味しさから、高級料理店や料亭などで贅沢な食材として使われることが多いです。
では、なぜのどぐろは高級魚として評価されるのでしょうか。その理由を探ってみましょう。
のどぐろは日本海側と対馬海峡の寒冷な海域の深海200M~300Mに生息している深海魚ということもあり、
漁獲量が非常に限られています。また、のどぐろは産卵のために遡上する川が限られており、生息域が狭いため、
捕獲が難しく希少性が高い魚とされています。そのため、市場に出回るのどぐろの数量が少なく、
需要と供給のバランスが取れていないことから高級魚としての価値がついています。
のどぐろはなぜ美味しいのか?
のどぐろの美味しさも高級魚としての魅力の一つです。
のどぐろは肉質が非常に緻密で、脂がのっており、口の中でとろけるような食感があります。
また、のどぐろの脂は適度に甘みがあり、深い味わいを持っています。
この絶妙なバランスが、のどぐろの独特の美味しさを引き出しています。
さらに、のどぐろは調理の幅が広く、様々な料理に使われます。
生の刺身や寿司、煮付け、焼き物など、多様な調理法で楽しむことができます。
また、のどぐろの身には豊富な栄養素が含まれており、
ビタミンやミネラル、オメガ-3脂肪酸などが豊富に含まれています。
これらの栄養素が、のどぐろの健康効果としても注目されています。
のどぐろの美味しい旬の季節
のどぐろは地方によって呼び方の異なる魚で、
その旬やおすすめの時期は地域によって異なるといわれております。
その理由は産地によって、餌の種類や育ち方が異なる為とされており、
またどんな調理方法で食すかによっても異なります。
まず第一のおすすめ時期は、どの魚にもいわれることの多い産卵期の前です。
のどぐろに限らず、ほとんどの魚が産卵の為に身体に栄養を蓄えようとするので、
普段より多くの餌を食べ、脂の乗りが良いとされています。
のどぐろの産卵期は7月~10月といわれており、
産卵期が終わる9月頃までが美味しい旬の時期とされております。
島根県では、のどぐろのブランド化が進んでおり、8月から翌年5月にかけて獲れたのどぐろで
一定の基準を満たしたものだけ「どんちっちノドグロ」と呼ぶことが出来ます。
山陰沖では8月の夏以降、大きなサイズののどぐろが獲れることから、
旬は秋から冬にかけてと言われることが多いそうです。
大きいサイズののどぐろほど、脂乗りがよく、
美味しいとされているので島根県産ののどぐろを食べるのであれば秋からがおすすめです。
また、産卵期と同様に、冬を乗り切る為に栄養を蓄えた11月から2月にかけてが旬という見方があり、
特に金沢では、のどぐろは冬に食べるものという考えが定着しているそうです。
脂がのっているという理由だけでなく、
のどぐろを保護する為に産卵期である7月~10月を避け、冬に獲るという説もあるそうです。
ですが実際のところはどうなのでしょうか。
島根県水産技術センターが報告した研究結果によると、
のどぐろの脂乗りは季節によるというよりも個体の大きさによるところが大きいとされています。
大型のものになればなるほど、脂乗りが良いとされており、
見た目では脂乗りが判別できないので個体の大きさに頼って目利きするのがおすすめです。
中俣酒造グループののどぐろ
中俣酒造グループで仕入れているのどぐろは、たっぷり上質な脂を含んだ特大サイズのものなので、
焼き、煮付け、刺身など様々なお料理にぴったりです。
普段あまり馴染みのないのどぐろですが、
一度食べたらやみつきになること間違いなしの逸品をご用意しておりますので、
ぜひ中俣酒造グループで素敵なひと時をお過ごしください。